第96回東京箱根間往復大学駅伝競走で中央大学の応援総責任者だった,元中央大学応援団弁護士の櫻井俊宏です。
1 2020年箱根駅伝を終えて
皆様ご存知のように,今回は母校中央大学は12位でした。
1区,2区を耐えて,3区~5区で順位を上げ,復路7,8区でシード圏内を確保するという藤原監督の作戦はそれなりに功を奏したのですが,以上の勝負区でそこまでの爆発力がなかったことにより,この順位だったのでしょう。
むしろ,9区大森君,10区二井君の方が私が想像する以上の力を発揮していました。
しかし,今年はとても見ごたえがありました。
10区二井君は,1年生で10000m28分代という好記録を出しながら,その後,いろいろ苦しみ,退部まで考えていたらしいです。
それでも,4年生でようやく出られることになりました。
同じ4年生で,1年生からキャプテンを担うことになった熱い男,駅伝主将舟津君,中短距離界を代表する選手でありながら,4年生半ばから箱根駅伝出場を目指し,好記録を打ち立てていった長距離主将の田母神君。この2人のどちらか,あるいはいずれも,復路(1月3日)の当日のメンバー変更で出ることになると思われていました。
しかし,結局4年生で唯一出たのは二井君でした。
これを受け,舟津君は,「間に合わなかったとかではなくこれが中央大学のベストオーダーです! 安心してみてください」とツイッターで発信していました。
私はこの発言から,とても爽やかなものを感じました。
箱根駅伝予選会すら通らなかったころから見ると,チームの選手間に非常にいい雰囲気が流れていることは間違いありません。
私が司会を担当しました,復路ゴール後の報告会における舟津君と田母神君の発言を聞くと,ますますそれを感じます。
↓ 私が他の方に撮ってもらってアップしているyou tubeはこちら
この熱い発言を聴いて,後輩達が燃え上がらないわけがありません!
その後輩達も,結局今年出場した人が二井君以外の9人が残っています。
特に,1年生でありながら今年の超高速1区で遅れなかった千守君,同じく1年生でありながら6区の山下りで10位と適性を見せつけた若林君の経験は大きいと思います。
どれだけのタイムを持つ選手が残っているかは,こちらのページがとても見やすいので,ぜひご覧ください。
箱根駅伝―今年の戦力と予想
更に,新入学者候補は,都道府県駅伝1区区間賞の仙台育英高吉居君,同2位の世羅高中野君等,全チーム最強レベルのスカウトができたようです。
今後の新キャプテンの決定等も気になります。
中央大学駅伝応援サイトを随時チェックしましょう。
箱根駅伝を軸として,大学駅伝,見所たくさんですね!!
箱根駅伝等中央大学関連の記事一覧はこちら
2 その後の中央大学の活躍
その後,1年生吉居大和選手が,
10,000M 28:35:65(学内1位)
5,000M 13:28(非公認,アンダー20歳新記録)
インカレ5000M1位
と,早くもチーム最強の活躍を見せています。
中央大学(16)吉居大和君の快進撃
この上,
4年生大森選手,三須選手
3年生三浦選手
2年生千守選手
といった面々が,3月の記録会で10,000M28分中盤の好成績を出しています。
これについては下記の記事及び動画で詳しく解説しています。
これにより,各大学上位10人の選手の10,000Mの記録平均は,中央大学が1位に躍り出ています。
箱根駅伝 今年の戦力予想
4年生は他にも去年好走した池田選手,復調してきている森凪也選手,長い距離にも対応し始めている加井選手,
1年生は,28分代の記録を持つ中野選手,先日5000Mで好記録を出した園木選手,居田選手等,他大に比べかなり層が厚いです。
3 2021年箱根駅伝の順位予想と予選会の展望
2年前の中央大学のキャプテンである関口康平さんと,統計学に基づいた箱根駅伝順位予想の仕方をYou Tubeでお話しております。
意外な区間が重要であったり,新しい観点からの予想法について,ぜひ御覧ください。
弁護士 櫻井俊宏
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↓駅伝部の活躍についても触れているyou tube動画です。御覧ください。
(2020.10.11更新)
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