2024年第100回箱根駅伝、駿河台キャンパスにおいて行われた中央大学オンライン&パブリックビューイング応援イベントのメインコメンテイターを、元主将の関口康平さん、井上大輝さんと務めた、櫻井俊宏です。
中央大学関係者のみなさんは、今年の【13位】という結果には憔悴しきっているでしょう。
ですが、何が起こったのか話しつつ、来年に向けて元気が出る話や、私達ができることについて話したいと思います。
・第100回箱根駅伝において中央大学に何が起こったのか?
・第101回箱根駅伝に向けて 中央大学の光明
・白門飛躍募金をしてみんなで第101回大会優勝を!
等について解説していきます。
1 100回箱根駅伝で中央大学に何が起こったのか?
ご存じのように、今年の中央大学チームは、直前の合宿において、風邪に集団で感染してしまいました。その数、なんと16人中14人との報道。
この合宿は、箱根駅伝出場選手を決めるため毎年行われていたものなので、やらざるを得ないものでした。
そして、コメンテイターを一緒に務めていた関口さん、井上さんによると、普段の寮生活は2人部屋なのですが、合宿は集団部屋になるので、集団で感染してしまったものではないかとのことです。
また、報道でも言われているように、身体の仕上がりが絞られているほど、免疫力が下がり感染しやすくなるそうです。
報道された意見を総合すると、4区を走った主将湯浅仁選手、7区を走った2年吉居駿恭選手以外は感染したことになります。
そして、直前に風邪等に感染し、1日以上練習をしないとなると、その練習の遅れを取り戻すのに、経験者の話によると1か月ぐらいかかるようです。
昨年99回大会の駒澤大学エース田澤廉君が、箱根駅伝の1か月前ぐらいにインフルエンザにかかったことで、それなりに走りに影響があったことからも、その大変さがわかると思います。
そして、往路に据えられた中大最大級の実力者たち、1区溜池一太君、2区吉居大和選手、3区中野翔太選手が、それぞれ区間19位、区間15位、区間20位に終わったことからも、この3人は風邪の影響を受けていたことは明らかでしょう。
2 第101回箱根駅伝に向けて 中央大学の光明
しかしながら、そのように考えると、光明もあります。
5区1年生山﨑草太選手は、事前に、藤原監督が秘密兵器として想定していた山のスペシャリストでした。12月の奥多摩渓谷駅伝では、登りの区間である3区で、区間記録を30秒近く更新した選手です。
やはり登りに強かったのです。体調がかなり悪かった可能性が高いのに、区間14位。
この1年生スペシャリストの登場により、しばらく箱根駅伝5区には困らないでしょう。
また、6区3年生浦田優斗選手も、体調不良の可能性が高かったにも関わらず、区間5位。もう、「浦田元監督の子」という冠はいらないでしょう。下りのスペシャリストであることに疑いの余地はありません。
10区1年生柴田大地選手も、1年生で10区を走った選手では全大学歴代2位のタイムで、区間9位と好走。
9区2年生白川陽大選手も、はじめての駅伝にも関わらず、9区という復路エース区間を、16位というタイムで駆け抜けてくれました。
そして、何より、7区、吉居兄弟の弟吉居駿恭選手は、7区で、兄吉居大和選手の給水という力水も得るシーンもあり、区間賞!
卒業する湯浅仁選手、兄吉居大和選手、中野翔太選手の魂の走りを見て、これからについて安心させるため、奮起したことでしょう。
これまでは、吉居駿恭選手は、自らトラック競技より駅伝は苦手、と漏らしていたそうですが、その苦手意識は、今回完全に払しょくされ、正にエースとなった瞬間だと思います。
そして、8区阿部陽樹選手は、一説によると、なんと肺炎に近い状態であったにも関わらず、力を出し尽くして、たすきをつないでくれました。
3 白門飛躍募金をしてみんなで第101回大会を優勝を!
特に、風邪にかかっていない4区湯浅選手区間3位、7区吉居駿恭選手区間賞の結果を見ると、万全の体調で勝負のかかったシーンだとしたら、他の選手もこれ以上の成績をあげていただろうことは想像にかたくありません。
藤原監督の仕上げは万全だったのです。
そうであるにも関わらず、藤原監督は、言い訳ひとつせず、選手をかばう言動に終始しています。この藤原監督の背中、卒業する選手達の背中を見て、来期に選手達が奮起しないわけがありません。
きっと、悲願は達成されるでしょう。
私達にできるのは、白門飛躍募金をし、バックアップすることです。
白門飛躍募金は、援助対象事業や団体を特定し、簡易に寄付ができる便利な制度です。
藤原監督は、合宿や新しい器具等、どれだけ援助があっても嬉しい、と述べていました。
みなさまの力で、次回大会の中央大学優勝を目指して、陸上部の背中を押していきましょう!
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